丸岡市の東にある標高１７mの小高い独立した丘陵に築かれています。周囲に五角形の内堀が廻らされていましたが、現在は全て埋め立てられています。
越前を平定した織田信長が、その大半を柴田勝家に与え、勝家の婿養子の勝豊が丸岡に城を築いたのが丸岡城です。天守はその築城時に建てられもので二層二階の小ぶりの天守で豪雪を考慮して屋根は石葺きになっています。
現存１２天守の一つで、現存最古の天守とも呼ばれています。
独立式望楼型二重三階で、大入母屋の上に廻り縁のある小さな望楼を載せた古式の外観からで現存最古の天守と言われています。 この天守も昭和23年（1948年）の福井地震によって倒壊した後で、昭和30年（1955年）に部材を組みなおして修復再建されました。二階には東西に千鳥破風、南北に入母屋破風を配しているようです。
丸岡市街地の東に位置する小高い独立した丘陵に築かれた平山城です。
１階平面を天守台に余分を持たせて造られているため天守台を被せるような腰屋根が掛けられています。
屋根瓦だけでなく笏谷石製の鯱でが、でも元々は木製銅板張りだったようです。
最上階は高欄付きの廻縁になっています。心柱が無いので広く感じます。
廻り縁を通して北西方向を眺めてみました。北方向に二ノ丸の辺りに建つ学校が見えます。
廻り縁を通して北東方向を眺めてみました。下には本丸広場が見えます。
窓の外には破風飾り、火除けのまじないの三花懸魚が見えます。左の柱は手斧(ちょうな)跡があるので当時のものを使っているようです。
福井地震の後で修復のために柱材は新しいものが多く使われたようです。太い柱は古そうですが･･･。
笏谷石(しゃくたにいし)製の石瓦が寒冷地であるという気候事情により葺かれているといわれています。２階の窓から見ることができました。
武者が隠れて外に矢などを射るところですが、明らかに狭間が変です。窓も突き上げ窓改変されたそうです。
当時のまま急角度でつけられているため、ロープが取り付けられています。 １階段は傾斜も緩く幅が少し広めですが、天守に上がる階段は急角度で一人しか通れません。
