スミレサイシン【菫細辛】　　　
　　　　　　　　　　Viola vaginata

特徴 日本海側の多雪帯に生育する代表的なスミレで、雪どけ後すぐに花を咲かせる。群馬県では新潟県境を中心に分布している。
花は大型で紫色。花の色は淡いものもあり、花弁が少し波打っていて唇弁の紫条がはっきりしている。葉の展開とともに花を咲かせる。葉は三角形に近い心形でつやがある。サイシンの語源は、地下茎が太くて長く、漢方薬などに使われるサ細辛に似ていることから。
環境 雪の多い地方の山地の林床で湿り気の多い所 花期 ４月上旬〜５月
分布  北海道、本州、四国 群馬  利根沼田、吾妻

 １５．５．１４　群馬（利根沼田） １５．４．２６　新潟県 

スミレサイシンの品種

シロバナスミレサイシン　【白花菫細辛】　
　　　 Viola vaginata f. albiflora
スミレサイシンの花が白色に変化した品種。花は少し小ぶりになったものが多い。県内では純白のものは少ない。
 　　　　　　　　　　１５．５．１３　新潟県