ニオイタチツボスミレ【匂立坪菫】　　　
　　　　　　　　　　Viola obtusa

特徴 生育地はタチツボスミレとほぼ重なるが亜高山には無く、より乾燥地を好む。同じ場所ではタチツボスミレより花期が少し遅い。
花は中型で紫色、距も紫色。花の色は濃い紫色で花の中央が綺麗に白く抜け、花は丸みが強い。伸びた茎（地上茎）の葉腋から出る花は少なく、根元から出る（根生の）花が多い。花には強い芳香がある。葉は心形だが葉の先はあまりとがず、長く伸びるて三角形に近くなる場合が多い。
環境 平野部から山地の草地など少し乾燥している所 花期 ４月中旬〜５月中旬
分布  北海道（南部）、本州、四国、九州  群馬  県内各地

 
 １４．５．１７　群馬（中部）  

ニオイタチツボスミレの品種

オトメニオイタチツボスミレ　【白花大立坪菫】　
　　　 Viola kusanoana f. alba
ニオイタチツボスミレの花が白色に変化し距の紫色が残っている品種。オトメスミレよりも数は少ない。
 　　　　　　　　　　１４．５．１８　群馬県（中部）