ナガハシスミレ【長嘴菫】　　　 別名　テングスミレ
　　　　　　　　　　Viola rostrata
　

特徴 日本海側の多雪帯で平野部から山地に生育するスミレ。群馬県内では新潟県境の山地のみに生育する。
花は中型で花全体が赤みを帯びた紫色。花弁が細く、花が押しつぶされたようになる場合が多い。距が長いのが一番の特徴で、その特徴から天狗スミレとも言われる。葉は細長い心形で濃い緑色になり、つやがある場合が多い。特に越冬した葉はその特徴が強い。
環境 雪の多い地方の低山 花期 ４月上旬〜５月中旬
分布   北海道（南部）、本州、四国 群馬  利根沼田

 １５．５．７　群馬（利根沼田）  １４．４．２０　新潟県

ナガハシスミレの品種

ミヤマナガハシスミレ　【深山長嘴菫】　
　　　 Viola eizanensis f. candida
ナガハシスミレの高山型の品種。花の色が濃く、葉の裏が紫色を帯びる。長野県に分布。
 　　　　　　　　　　７．５．５　長野県