フモトスミレ　【麓菫】　　
　　　　　　　　　　Viola sieboldii

特徴 落葉樹林の林床でもより乾燥しているところを好むため､山の麓よりも山の稜線付近に生育していることが多い。花期が遅く、他のスミレが終わる頃にたくさん花を咲かせる。
花は小型で白紫色。花弁の先が尖り気味で、唇弁と側弁には花弁が紫色に見えるほど濃く紫条が入る。葉は先の尖った卵形から三角形で、葉の裏が紫色になるために葉の表も濃い緑になる。
環境 落葉樹林の乾いた林床
 花期 ４月上旬〜５月中旬
分布  本州、四国、九州 群馬  県内各地

 １５．５．３　群馬県（中部）  １５．５．８　群馬県(西部)

フモトスミレの品種

フイリフモトスミレ　【斑入麓菫】　
　　　 Viola sieboldii f. variegata
フモトスミレの葉に葉脈の部分だけ白く斑が入ったも品種。標高の高い所に多いが、混在している。
 　　　　　　　　　　１５．５．９　群馬県（西部）