でっかい豆の実も見たかったのですが、お土産品として人気もありほとんど拾われているみたいです。
初日の時期の山の中は花が少なめで、花はだけでした。屋久島以南に生えるノボタンの仲間です。
西表島では花でしたが、今回は紫色の綺麗な実がなっていました。葉が大きいだけでなく見も豪華です。
オオバカンアオイ
これは植栽されたもののようですが、この辺りで自生のも見られるそうです。冬場にカンアオイ類が色々咲くのですが、結局見られたのはこれだけです。
九州南部〜沖縄に生える白い花がぶら下がって釣り鐘状の白い小さな花が咲きます。
種子島以南に生えますが綺麗な実でした。花も実もあるのに葉が紅葉してるなんて、なかなか変な感じです。
寄生植物のヤッコソウはほとんど終わりです。暖かい地方には多いようですが、花期が短いので･･･。
淡い色の綺麗なツツジですが、何カ所かで花盛りでした。別に狂い咲きではなくて今の時期に咲くツツジだそうです。
ヘツカリンドウ
九州以南に生える大隅半島の辺塚で見つかったリンドウです。湯湾岳では終わっていましたが、下の方に来ると今日は咲いてました。緑色の花と黒く染まった花の二つのタイプがあるようです。
奄美大島以南に生えるスズメウリの仲間です。花は咲いていましたが黒い実はありませんでした。
琉球地方の林内に生える大型のキッコウハグマの仲間です。
琉球地方の海岸に生える木性のコミカンソウです。ツボミはついていたのですが･･･。
今はどこでも植えられているサザンカですが、元は南方の植物です。野生種はほぼ白色でした。
たくさん咲いていたトクサランです。真冬に自生の蘭をこんなに見られるとは･･･。他にもひっそりと咲いている花はあるようです。
今回見られたらなぁと思っていたものの一つユワンツチトリモチ（正式にはヤクシマツチトリモチ）です。たくさんで出いました。
奄美以南に生えるリュウキュウミヤマシキミの赤い実が目立ってましたが、咲いたばかりも花もありました。こんなに暖かいところでも、実が赤くなるまで一年かかるってことですね。
海岸沿いではほぼ終わっていたキツネノヒマゴの小さな花も林内では咲いてました。
秋にの花で今回は実になってました。乾燥すると葉が赤くなるらしいですが。
九週以南に生え冬に花が咲くつる性植物です。南方は蔓植物が多いのですがあまり花は見つかりません。
つる性の植物で小さくしわしわの歯がびっしり生えてるので意外に目立ちます。
奄美大島と徳之島の植物です。山の中にあり葉の裏が白い細い棘がたくさん生えています。
奄美大島の固有種で、小さい葉とジグザクに出る茎が特徴です。残念ながら花も実も見つかりませんでした。
暖かいところではこの仲間のよく実を見かけるのですが、花はほとんど見ていません。実が丸くて大きい。
花が咲き始めだった、琉球地方に生える棘の少ないサルトリイバラです。ハマサルトリイバラもありましたが、こっちは花期が早く花がしっかり開きます。
サネカズラ（ビナンカズラ）はつる性植物でたくさん実は見かけました。琉球地方のは２０１７年に新しく種として分けられたのですが、ポイントは花なので･･･。
これは次回の宿題です。どうやって探そうと思っていたヤクシマスミレがたくさん見つかりました。花の季節に日程を合わせて来なきゃあ!。
ちょっと河口近くに出てみると、このあたりもマングローブ林があります。他にメヒルギとサキシマスオウはありました。
海岸の砂地によく生えていて、目立つ白い花を咲かせています。ただ、どうしても花の咲き終わりが少し汚く見えます。
海岸の砂地によく生えていて、目立つ白い花を咲かせています。ただ、どうしても花の咲き終わりが少し汚く見えます。
熱帯植物らしく、沖縄(南の国)地方を代表する木の一つです。葉は料理にも使われます。
沖縄地方原産の常緑針葉低木で、海岸に生え幹や枝が地面に這うように伸びます。
海岸を代表する植物の一つです。全国的にありますが、西南諸島では冬でもしっかり咲いています。
海岸近くの礫地に生えるちょっと粉白っぽいキケマン。あまり状態も良くなかったので難しい。
奄美地方以南に生える白い花のクルマバナで、沖縄地方では道端などに生える普通の植物らしい。
種子島以南に生えるツユクサで、葉はツユクサっぽいけど花はイボクサに似ている感じがする。
海岸ではどこにでも咲いてました。冬にたくさん花が咲くのは南方に来る楽しみです。
海岸沿いの土手に、そろそろ終わりそうですがハマトラノオがわずかに残っていました。
海岸近くに生えるタマムラサはヤマラッキョウそっくりですが、葉が平べったいとかの違いがあるそうです。
強風の中ですが海岸でイソノギクがきれいに咲いていました。株立ちで葉が細長い形です。
海岸近くの岩場にはオキナワギクがひっそりと咲いています。海岸近くでは道路の隙間などでも見かけました。
海岸でよく咲いていた、葉が菊と似た形をしている少し大きめの野菊です。
群馬（植栽はある）には無いヒノキバヤドリギ。なんと見づらいけど花まで咲いてました。
海岸の草原に咲いていました。小さいけどきれいな花です。
海岸の草原で咲いていました。中国地方以西にはえるツリガネニンジンの仲間です。
海岸から山地に生えるこっちの松は黒松っぽいですが、葉が長くて柔らかい感じです。
海岸線に多い松の様な木でオーストラリア原産です。葉はトクサの様になっています。
西表じまで見たものよりだいぶ大きな株になって木立の名が似合う感じになっていました。
海岸近くによく生えているススキは大型で、本州でも伊豆諸島などには普通に生えてます。
南の島の海岸の崖地や砂浜に生える株立ちになるイネ科で、本土のよりも筒状になるチカラシバです。
シマヒゲシバとも言い沖縄地方では普通に見られますが、中央アメリカ原産の外来植物です。
道ばたで花が咲いているの何度も見てましたが、良い感じに咲いているところでしっかり観察することが出来ました。
暖かい地方に多い木です。枝の先に実がついています。本州では飾りに使われたりしますがこっちではしないそうです。
赤い実が枝先でぶら下がる様につきます。万両・千両と似た名前ですが、葉の形も違いこっちはヤブコウジの仲間です。
葉はそこら中にあり、白い実も色々なところで観察できました。目立つ実です。
分布は奄美以南のようです。花はありませんが葉の途中まで葉脈が太くて何か付いていた跡があるので。
西表島では花の時期でしたが、今度は実になっていました。確かに細いですがゴバンノアシと似た感じです。
赤い実がとても目立つ大型の草本です。
山の中の水っぽいところにありましたが花は終わっていました。
暖かい地方に生える大きくて枝分かれするチヂミザサです。
本土のアラカシよりも葉が細長い奄美大島以南に生えるドングリの木です。
花盛りだったつるのように伸びるのグミです。
暖かい地方の木です。花が終わり実が大きくなってきていました。
あまり見た覚えがなかったので撮りましたが全国的にある植物です。
冬に暖かい地方に来ると石垣などで浴花を咲かせています。
海岸近くの林縁に生え庭木にも使われています。ミカンの仲間ですが、小さな実がなっていました。
公園のようなちょっと開けたところではリュウキュウコスミレが花盛りです。
リュウキュウコスミレの白花も時々見かけます。
九州南部や沖縄に生える赤くて丸い実がなるイヌホオズキの仲間です。萼が肥大するのが特徴です。
熱帯アフリカ原産で家畜の飼料が野生化して今ではサトウキビ畑周辺では普通にあるそうです。
こっちはアサガオの様に見えてもノアサガオです。この色んな種類があります。
熱帯アメリカ原産のヒルガオで葉が５〜７裂して花の色も濃い色です。
南方に来ると白い花弁が目立つセンダングサが普通に生えています。ちょっと綺麗です。
熱帯アメリカ原産で沖縄地方に帰化しているもので、ネバネバの毛がたくさん生えています。
ホテル脇の水路で気になった熱帯っぽい感じの植物です。観賞用に植えられていたマダガスカル原産の植物でした。
南米原産ですが綺麗に花が咲き、実もなっていたので撮ってみました。
花が咲いていたので撮ってみましたが、園芸植物です。
葉が変わっていたので撮りましたが本来は観葉植物です。
パパイヤ雌株でみがついてます。こっちでは沖縄同様若い実を漬け物として食べています。
パパイヤの雄株なので花はたくさん咲いてますが実はついていません。
街中で赤い花が目立ったのがトックリキワタです。徳利型の幹と綿に包まれてた実が特徴です。
虫コブも幾つか見つけました。フカノキの葉が袋状に膨らんだ感じの虫コブです。
モチノキの葉に小さな丸いコブが出来ています。山の中でまとまってついていました。
リュウキュウアリドオシの芽の先に尖っているものがついていて、後で調べたらやっぱり虫コブでした。
天気がいいのでヒカゲヘゴで一枚。南西諸島でよく見かける木生シダです。木生シダは熱帯って感じがします。西表島より奄美大島の方がも密生している感じがします。
ヒカゲヘゴの葉の裏に胞子がついていました。葉脈近くに黒い粒の様な感じでついています。
熱帯地方ではよく見かけるシダです。木の上や屋根の上などで葉を広げているのをよく見かけます。
屋久島〜琉球に生える大型のシダで、葉が細めで垂れ下がっていることが多いようです。
裏を見ると胞子が葉の縁まで行かず半分ほどまでしかついていません。
西日本を中心に山地の湿った林縁や谷沿いにに生える大型のシダです。
屋久島〜琉球の林縁などに生える大型のシダで、羽状複葉で長い全縁の葉が特徴です。
崖などの撹乱地に群生することが多い大型のシダです。葉の裏が白いのが特徴です。。
日当たりの良い斜面に一面に群生する事が多い小型のシダで、形はウラジロに少し似ています。
山地の谷筋や湿った林内に生える奄美大島固有種の大型シダです。３回羽状複葉で小羽片の裂片にはっきりした鋸歯があります。根茎が立ち上がって幹の様になることもあるそうです。左の真ん中はホシダです。
関東以西に生えるシダで、側羽片の前側の裂片が一部欠けるのが特徴です。上にはナガバカニクサが。
関東以南の山地に生えるシダです。黄緑色で葉に毛が密生しています。
屋久島〜琉球の林内に生えるシダです。１回羽状複葉で羽片基部が耳状に張り出します。
暖地だと普通に見かけるシダで、頂羽片が尾状に伸びるのが特徴です。
琉球地方では道端で雑草の様に生え、ホシダほど頂羽片が目立たず全体に柔らかな毛が生えています。
こっちでは日当たりの良い田圃の脇などに群生し、真っ直ぐに立ち上がった感じになっていました。
西日本を中心に分布する林縁や道端などで見られるシダで、よくあるハシゴシダに似た小型のシダです。、
暖かい地方の林内に生える小さなシダです。小さすぎてはしご状には見えません。
暖かい地方の渓流の岩隙の生える小型のシダです。羽片が短い羽状複葉です。
伊豆半島以西の山地に生えるシダで、キジノオシダに似るが頂羽片が目立たない。
屋久島や奄美大島に生えるシダです。タカサゴキジノオより小型で最下羽片が逆八字型、頂羽片が波状縁だそうです。
現地ではリュウキュウとしたんだけど、調べた感じでは樹上性だし、翼は普通だし、ホソバなんじゃないかと思う。
屋久島以南に生えるベニシダの仲間で葉の先が急に狭くなって鉾状になります。
葉の裏を見ると茶色い胞子嚢が二列ずつ付いていて、本土のベニシダと同じです。
シンエダウチホングウシダの基本変種で、屋久島〜琉球に生えるのだそうな。
林縁や樹上など暖かいところに行くとよく見かけるシダです。長い羽状複葉が特徴です。根に貯水機能がある塊をつけるのでこの名前があります。
少し時間の余裕があったのでタマシダの胞子嚢を撮ってみました。シダの見分けには胞子嚢の付き方や形が大切なポイントです。
葉が波打っているのがヘツカシダ(左)で、いくらか掌上状になっているのがオオイワヒトデ(右)です。どちらも南方のシダです。
樹皮や岩肌に小さく丸い葉を付ける着生シダです。細長い葉は胞子葉です。本土のより小さいかなぁ。
海岸の岩に生えるオニヤブソテツは本土のと同じ種類でした。
根元の幅が広い葉が栄養葉で細い葉が胞子葉です。本土のは葉軸に翼があります。
単葉で樹上や崖でよく見かけるノキシノブですが、熱帯性のもあるので撮ったのですが普通のでした。
崖地などに生える常緑性の単葉シダで、葉の掌上脈が筋になって見えるのが特徴です。
崖地などに生える常緑性の単葉シダで、葉の形がへら型です。
九州南部〜琉球に生える単葉性のシダで、葉が槍の穂先型になります。
クラマゴケの仲間は地面に張り付いて生活しています。綺麗に紅葉することで区別しました。
地面に張り付くように生えるシダです。この仲間としては葉の形がはっきり見える大型のものです。
山の道端に生える匍匐枝から立ち上がる茎を出すシダです。杉のような枝の先についているのが胞子嚢です。
檜の葉に似てる感じがするコケの仲間です。丸くてふわっとした群落を作る綺麗なコケです。
葉が白く見えるシラガゴケの仲間で、ちょっと繊細な感じがします。
変わっていたコケだったので撮ってみたのですが、 二叉分枝と鞭枝でムチゴケの仲間までは間違いないかと。
同じ二叉分枝で鞭が目立たなかったからこっちかなって程度です。コケは顕微鏡で調べないとダメな様なので･･･。
樹上に着生する仲間です。湿気の多いところに生える苔ですが、ほぼ当てずっぽうです。
オオアカゲラの黒みの強い南西諸島亜種です。。いい場所には止まってくれたのですが、ちょっと木の陰です。やっと撮れたオーストンオオアカゲラです。おまけに、ずっと木に穴を開けて動き続けているので微妙にぶれてます。
ちょっと古い感じがするので、おそらく使われていない巣穴のようです。
ルリカケスも撮影できましたが、よく見ると変なところに枝がかぶってます。目の前を通り過ぎたりもしましたが、結局最後のルリカケスもいまいちでした。
遠くの沖合で盛んに飛び回っているのがいましたが、よく分かりません。写真だとそう見えるのですが･･･。
最終日、やっと天気が良くなったので、そこら中でサシバが飛び交っていました。本州では夏鳥ですが、ここでは冬鳥です。本州ではサシバに適した環境がどんどん減っていて、なかなか見られない鳥になってきていますが、こっちでは沢山いました。
ツバメの様に完全な夏鳥ではないので、冬でも残っている個体がいます。生息場所は山の中より街中です。
黒色型のクロサギは全身真っ黒です。海無し県では見られないし、白いクロサギのほうが見かける機会が多かったりもします。
かなり微妙ですがヘラサギがいました。ちょっと油断してたら飛んでましたが撮れず、少し顔を上げたのですがすぐにこの姿勢でした。
海岸には他にハマシギやチドリ類、カモ類もいました。他にもシロハラなど見かけましたが、今回は鳥中心に動ける時間が限られていたので･･･。
最後の日にやっと証拠写真が撮れたアマミノクロウサギです。鳴き声はよく聞こえていましたし、姿はほぼ毎日見かけてはいたのですが･･･。
拡大するとこんな感じです。黒い体と小っちゃい耳、そして短い足が特徴です。次の機会があればなぁ･･･。
さすがにツアーの時には縁が無かったものです。これを見るのも今回の目的の一つです。
まったく期待していなかったのですが、幸運にもアマミイシカワガエルが出てくれました。それもしばらく動かずに居たのでじっくり観察できました。
日本一綺麗だと言われるアマミイシカワガエルです。今回は雨模様だったので運良く道端に出てくれたのだと思います。
人家の水たまりで、透明なヒメアマガエルのオタマジャクシ見つけました。亜熱帯に近いこの辺りは冬と言っても２０℃近くはありますから･･･。
一日目は微妙な雨模様の中け出掛けました。アマミノクロウサギはちょっとだけ見えましたが写真は×でした。雨のためカエルはたくさん出てきます。特にちょっと変な飛び跳ね方をするアマミハナサキガエルはぞろぞろいます。色合いは違いますが、どちらもアマミハナサキガエルです。
翌日もウサギは･･･。しかたがないのでリュウキュウカジカガエルは頑張って見つけて写真を撮りました。
冬はハブがほとんど出ないと聞いていたので、ヘビは出ないものと思って行ったのですが、ガラスヒバァだけは見ることができました。小型のヘビのヒバカリに分類され、 沖縄諸島と奄美諸島に分布する日本固有種です。琉球地方の方言で「黒い蛇」が訛ったものだそうです。後芽類に属する毒蛇だそうです。
水中なのであまりよく分かりませんが、微かに赤いお腹も見えます。
南西諸島では比較的よく見かける小っちゃな陸生貝です。天気の良い昼間は葉の裏などに隠れています。
こっちのヤマナメクジは綺麗な薄茶色です。違う種類かと思いましたが、亜種とかでも無いようです。
葉の裏にとまっていて羽根の表側は分かりませんでした。幼虫はソテツの葉を食べるそうです。
羽根にほとんど模様がないのが特徴みみいです。羽根の表側は薄い水色のようでした。
かわいそうなほど羽根がポロボロですが、奄美大島以南に生息しているコミスジです。
