汽水域にあって高い木になるマングローブはほとんどがこれで、 海に近い河口で観察ができます。赤い花をつけます。
汽水域にあるマングローブの仲間は、根が水中なので呼吸根を出します。オヒルギは折れ曲がった膝根です。
海に近い河口の汽水域にあって背が低く白い花をつけているのがメヒルギです。根元はサキシマスオウほどではないものの板根になります。
主に海水域に生える種類です。。幹の途中から地面に向かって支柱根が出るのが特徴です。
オヒルギに似た形ですが目立たない小さな花か咲いていました。
海水域で平べったく生えているのはヒルギダマシです。細い筍根を出します。
熱帯地方では高木になりますが、西表島が北限で中低木です。これも海水域に生育します。木のまわりには筍根があります。
丸い葉でちょっと変わった花をつけているのはハマザクロ･･･別名マヤプシキです。花は初めて見ましたが変わった花です。
立派な板根が発達することで有名な木で、観光地にもなっています。
ここまでがマングローブの仲間になります。
夜に咲くゴバンノアシを見に行きました。ちょうど咲き始めたところでした。 自生ではないようです。
ゴバンノアシの名前はこの実の形から来ています。碁盤の足に見えませんか。
ツアーが組まれるほど人気のある花ですが、こっちではちょっとした水辺にはよくある植物でとても珍しいというわけでは無いようです。
熱帯アジア原産で海岸に植えられる、大きな葉が目立つテリハボクがたくさん白い花をつけていました。
テリハボクと同じ仲間で、日本にも自生しています。尾状で花弁のない目立たない花を咲かせていました。
石垣島の街路樹では、緑色のドングリの様な実をつけていました。
林の中で見かけた花はほぼこれだけでした。本土のムラサキシキブとは感じが違います。
大きな実が目立っていました。
亜熱帯なので珍しい蘭も色々ありそうなのですが、今回はこのナリヤランだけでした。
林道でまずは目立った植物はちょっと変な名前のフトホナガボソウです。
浦内川の遊歩道も花は少なめでした。滝の岩場にあったオオシラタマホシクサです。
林縁によく生えている葉の大きな植物です。小さな実が出来ていました。
渓流沿いの岩場に生えるツツジです。これに似たタイワンヤマツツジは乾いた林縁だそうです。
数少ない話さしい花でした。木立という位なのでまだ小さい株のようです。
クワズイモの仲間ですが、蔓になって木に巻き付いて登っていきます。
石垣島の庭先にはハイビスカスと並んで、ハイビスカスと同じ仲間のフウリンブッソウゲがたくさんあります。
石垣島利庭先などで一番目立っていたのはサンタンカです。
石垣島の海岸付近に生えていた葉の形に特徴があった木です。
石垣島で花が目立つのは熱帯アメリカ原産のギンネムです。この西表島の人家近くの林でも生えてました。
石垣島の散策で海岸近くの川の脇で見つけました。大きな葉が目立ち、ちょっと毛羽立った様な実がついていました。
これも石垣島の散策で海岸近くの川の脇で見つけました。高い木なのですが赤い小さな実が目立っていました。
石垣島の海岸で変わった実が枝の先にたくさん付いていました。
石垣島で見かけた東南アジア原産のフクギは街路種としてよく使われているらしいです。
石垣島では庭先に植えてありました。実になっているのが多くやっと花を見つけました。
石垣島の庭先で可愛い実を見つけました。初めての夏のオキナワなので珍しいものばかりです。
石垣島の道端にあった北アメリカ原産の帰化植物で沖縄ではよく見かけるものだそうです。
石垣島の庭先にあり、本州のと似ているのですが、こっちだと地方名が付くようです。
南西諸島でよく見かける木生シダです。木生シダは熱帯って感じがします。
木生シダの一つですが、１m程度であまり大きくはなりません。
いつもは確認を忘れるのですが、今回は忘れずに葉の裏の胞子の付き方を撮りました。
木の節や屋根など色々な所に生えている、南方ではよく見かける熱帯らしいシダです。
屋久島から琉球にかけて生える大型のシダで、林縁などによく生えています。
葉に小さな無性芽(むかご)が出来るコモチシダの仲間で熱帯地方に生えるものです。
西表島と石垣島だけに生える、葉がボロボロに裂けて破れ傘の様に見えるシダです。
クラマゴケの仲間にしては、異様に大きくてごつい感じです。
単葉のシダっぽいですが、葉の付け根から小さな葉が両側に出ています。
八重山地方で見られるつる性のシダの一つで葉が三味線のばちに似ています。
胞子は葉の縁にしわしわの突起がたくさん出来るため、カニクサの葉に似ている感じになります。
つる性のシダで本州にあるカニクサよりも葉が細長くなります。
珊瑚礁海域でアジサシ類などが飛んでましたがなかなかしっかり見ることができませんでした。船から桟橋にいるのをどうにか撮影できました。ほとんど白く見えたのですが、写真だと頭部の黒斑が分かりました。
とりあえずはこれだけは見ないとと思っていたカンムリワシです。西表島では数が多いので比較的よく見られます。サトウキビ畑が広がる中の電柱の上が好きみたいでした。
他にもリュウキュウコノハズクなど見かけたのですが、写真には撮れませんでした。
本州より赤みが強い亜種で、こっちでは海岸でもよく見られるようです。ヤエヤマヒルギの支柱根に暫くとまっていましたが、林の方に飛んで行ってしまいました。
冬の沖縄本島では見つけるのに苦労したのですが、夏の西表ではたくさんいました。と言うか普通のツバメがいません。喉全体が赤くて体が黒っぽいツバメです。
たくさん見かけるけど動きが速いのでなかなか写真に撮れないでいたシロハラクイナです。牧場の中でおそらく子育て中みたいな群れがいました。
見られないと思っていたチュウダイズアカアオバトの七羽ほどの群れを見つけました。西南諸島にいるズアカアオバトの亜種で、雨模様の早朝だったので見られたのだと思います。
ちょっと赤みの強いタイプの亜種ですが、あまり違いは感じられません。
ちょっと黒くて小柄なヒヨドリの亜種です。本土のヒヨドリより鳴き声とか可愛く感じます。
小柄で鳴き声も可愛いカラスで石垣島でもそこら中にいました。これも南方亜種です。
白色型のクロサギです。足の色がコサギほど黒くありません。
最初はなかなか気が付きませんでしたが林の中ではサキシマキノボリトカゲがたくさんで出来ました。緑色のがいたり、小っちゃいのがいたりしました。動きは速いのですが、立ち止まるので写真は撮りやすいです。本州では地面でしか見かけることがないので新鮮です。
出ました！セマルハコガメ。光を当てるとちょっとびっくりして動かなくなったのでゆっくり写真が撮れました。蓋を閉じるところは捕まえないと無理なので×です。
ちょっとタイミングが遅く、半分逃げられて頭が隠れてしまいましたが、サキシママダラです。怖いけど会いたかったサキシマハブは結局現れませんでした。
本州のトカゲと同じように青いしっぽをしたイシガキトカゲの子供です。大人(成体)のイシガキトカゲはなかなか見つからないそうです。
ほとんどそっくりですが、成体になるとぶっといキシノウエトカゲの子供です。石垣島では成体の姿だけは見ました。
山の中ではミナミヤモリがいました。姿は似てるけどこっちは人里にはいません。足の指がポイントだそうですが･･･。
宿の壁にはちょくちょくホオグロヤモリが現れます。甲高い声で鳴き、窓に張り付いたり部屋の中に入り込んだりもします。
夜の観察ではトノサマガエルに似たサキシマヌマガエルです。背中に筋のある個体もいますが写真のはほとんど筋の無い個体でした。ヤエヤマハラブチガエルの鳴き声はよく聞こえていましたが姿は･･･。
小型のリュウキュウカジカガエルも見かけました。昼間はオタマも。
山道の真ん中であまり逃げずにいるのはカニです。真っ赤な色をしているのはベンケイガニです。
少し黒っぽい色のはクロベンケイガニです。ちょっと威嚇モードです。
道路脇の水たまりにある穴から姿を現したのは、テナガエビの仲間です。
干潟ではオキナワハクセンシオマネキが大きなはさみを振っています。
干潟の木の根元あたりには、トントンミーことミナミトビハゼがいます。
干潟にいた大きなウミニナの仲間です。大きなのと綺麗なのです。
沖縄にいるナナフシです。別名アマミナナフシと言います。。
小っちゃな陸生貝です。天気の良い昼間は葉の裏などに隠れています。
西表島二日目は不安定な天気だったので蝶はほとんど飛びませんでした。
トンボ類は自信が無いのですが、写真と見比べるとこれではないかと･･･。
羽根の色も少しグラデーションがあります。ハグロトンボとは違う仲間のようです。
見るからに熱帯っぽいトンボです。西表島では比較的見られるようです。。
腹が黄色からオレンジで黒斑が小さいハラビロトンボです。全てトンボは西表地方特産種だったみたい。
そろそろ寿命なのかクマゼミが弱って落ちてきました。
とても暑くて乾燥気味だったため、あまり動物たちは行動的ではありませんでした。
まだ子供で羽根が伸びてきていないのではっきりとは分かりませんが･･･。
港で、帰りの船を待ってボーッとしているとコアシダカグモが姿を現しました。
警戒はしていたのですが、一人犠牲者が出てしまいました。
節に足が一本ずつなので百足の仲間です。あとは頭の色です。
なんか金属製のようにも見えるヤエヤママルヤスデです。雨の後なので生き物がたくさんいました。
